わきがで悩んでいる人へ

医療・美容

☆わきがで悩んでいる人へ

こんにちは。女医、てやです。わきが(正確には 腋臭症:えきしゅうしょう)で悩んでいる人、男女問わず結構多いな~と感じます。

夏はもちろん、冬も案外汗をかく+衣服で臭いがこもるので、気にされる方が結構いらっしゃいます。

今回は、汗の話と、わきがの対策と治療についてお話します。

まず、汗についてですが、

汗を出す汗腺(かんせん)には2種類あって、

エクリン汗腺:運動した時にかく、さらさらした汗

アポクリン汗腺:プレゼンテーションのときなど、緊張した時にかくヌルっとした嫌な汗

に分かれます。臭いが問題になるのはアポクリン汗腺です。

アポクリン汗腺は腋窩(わき)、乳輪まわり、陰部、外耳道(みみ)に存在しています。

汗をかいた時は無臭ですが、脂質などを含んでいるため、時間が経つと細菌が分解し、嫌な臭いになります。スパイスの香り、雑巾みたいな香りなど、人によって臭いに違いがありますが、細かいことは置いておきましょう。

アポクリン汗腺の発達には、性ホルモンが関係していると考えられていて、思春期、生理の時、妊娠・出産を経て、などのときに気にする人が多いです。

さて、わきがのセルフケア+治療法 についてです。

まずはみなさんやっていると思いますが、毎日洗って、汗はこまめに拭いたりと清潔にすることはもちろん、加えてそこにデオドラント剤を塗ることです。

直接肌に塗るタイプをおすすめします。ミョウバンが入っているものが抗菌作用があるので、おすすめしています。

ミョウバン入りで、個人的に効果が高いなと思っている商品が、ソフトストーンデオナチュレです。男女ともにおすすめです。

Amazonリンクを貼っておきます。

次に、脱毛も効果的と言われています。

理由は明らかではありませんが、アポクリン汗腺は毛穴に開口しているため、脱毛の際の熱がアポクリン汗腺にも伝わり、熱変性をおこすのではないかな~と、てやは予想しています。

毛がなくなることで、汗広がりが抑えられることとムレなくなることもあると思いますけどね。

家庭用脱毛器は、てやはKE-NON(ケノン)を愛用しています。脱毛の話はまた今度どこかでお話しします。KE=NONは結構良かったのでAmazonリンクを貼っておきます。

それでも気になるようなら、一度形成外科の受診をしてみてください。

診察室では、

・耳垢が湿っているか

・他人に臭いを指摘されたことがあるか

・シャツのわきの部分が黄色く変色するか

などの問診に加えて、診察室でガーゼを腋にしばらく挟んでもらって、私たち医者がアポクリン臭があるか臭いを確認して診断します。

わきが治療としては

ボトックス注射

ミラドライ

腋臭症手術(皮弁法・吸引法)

があります。それぞれの治療法ですが、

①ボトックス注射

ボトックス(ボツリヌス菌の毒素の医薬品製剤)をわきに注射することにより、汗そのものの分泌を抑えて臭いを抑えようという治療です。痕が残らないこと、日帰り処置なので手軽にできるのがメリットです。料金はミラドライに比べれば安いです。多汗症の診断がつけば、保険が適用されます。

デメリットとしては、効果が4ヶ月程度で切れてしまうこと、男女ともに3ヶ月程度避妊の必要があります。もちろん妊娠中・授乳中の注射はできません。

②ミラドライ

腋に電磁波を照射し、エクリン汗腺・アポクリン汗腺両方を破壊する治療です。痕が残らず、効果が高いのがメリットです。処置後に2-3ヶ月程度腫れや皮膚の緊張がでる場合があること、保険がきかないため価格が高いのがデメリットです。

③腋臭症手術(皮弁法)

腋のシワに沿ってメスで切り込みを入れ、皮膚を裏返すようにして、目で見て汗腺をこそぎ取っていく方法です。確実性が高いこと、保険がきくことがメリットです。片方ずつであれば日帰り手術が可能ですが、両側では1週間-2週間の入院が必要です。いずれも術後は腋にたくさんガーゼをあてて圧迫が必要で、腋の安静も必要なので、あまり動かせません。内出血が起こり、痛みもしばらく続きます。血行不良、さらに悪化すれば壊死が起こる可能性もゼロではないため、デメリットです。

④腋臭症手術(吸引法)

腋のシワに沿ってメスで小さな切り込みを入れ、そこから細い吸引装置を差し込み、汗腺を削って吸い出す方法です。皮弁法と比べると傷が小さく時間も短く済み、ダメージが少ないことがメリットです。処置後の安静は皮弁法と同程度です。ただし保険がきかないこと、目で見て行う処置ではないので、取り残しが起こり、かすかに臭いが残る可能性があることがデメリットです。

それぞれのライフスタイルや年齢、予算から治療法を検討します。

色々書いてみましたが、お役に立てれば嬉しいです。

また、臭いに関してはすごく臭いが強いのに全く気付かない人もいれば、逆に全然臭いがないのに気になってしまう人もいます。

不安があれば、一度近くの形成外科を受診してみてくださいね!

てや&てや夫

written by てや

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