手術の縫合が苦手な研修医は、縫合キットで練習しよう

勉強

こんにちは。てやです。

今日は研修医時代に使った縫合練習キットと、縫合練習について。

縫合、苦手な人、多いのではないでしょうか。縫合キットを購入している研修医、多いですね。

てやもてや夫も使っていました。

研修医が身につけるべきはまず、針の刺し方と間隔、結紮

研修医が身につけるべき縫合技術は、

・針の刺入

・バイト・ピッチ

・結紮(創部を離開させずに寄せる、糸をゆるませない技術)

です。この縫合キットで練習できるのは

・針の刺入

・バイト・ピッチ

です。

持針器や鑷子の持ち方はいいですね。わからなかったら、YOUTUBEの動画や教科書で一通りの流れはつかんでください。

この縫合キットは実際の皮膚と比較して

・やわらかい

・形が保たれる

・裂けやすい

ことが特徴です。ひとつずつ解説していきます。

まず、やわらかいことについて。

縫合キットはどれもプヨプヨした素材でできていることが多く、実際の皮膚よりも針の刺入がしやすいです。皮膚と針の刺入角度は90°が望ましいですが、このキットでは90°でなくても楽に刺さります。

なので、練習の際は刺入角度90°を意識して行う必要があります。

実際の皮膚は、皮膚そのものの硬さやテンションで針が刺さりにくいことが多々あります。

刺入角度がナナメだと、刺さりにくく針に余計な力がかかるので、針の変形・挫滅につながります。

刺入角度90°を意識して練習しましょう。

次に、形が保たれることについて。

キットはプヨプヨしながらもしっかり元の形を保ってくれるので、左手でキットを把持しなくても針の刺入が楽です。

実際は皮膚を把持しなければ皮膚が動くので、左手の把持が必要です。

鑷子を使い、把持する癖をつけておきましょう。なお、実際の皮膚はギュッと把持しすぎると挫滅につながるので、適度な力加減で行う必要があります。この辺りは実際の上級医の手元を見て学びましょう。

次に、裂けやすいことについて。

キットは結紮で裂けます。また、何回も針を通していても裂けます。

てやは7-0ナイロンで結紮しましたが裂けました。

なので、縫合キットではバイトとピッチのみの練習の方がいいかなと思います。結紮の練習はいまいちです。ペンに結んだり、デスクにテープでとめたりと、研修医あるあるの練習の仕方の方が効率的だと思います。

なので、縫合キットで練習すべきは針の運び方です。

バイトとピッチについてですが、これらは創が離開しないインバートにならない創の美しさを意識して行います。

真皮縫合しても張力の高い創のバイトが小さすぎたら、創がブッチするのは明らかですね。

逆にバイトが大きすぎたら、創縁が内側に丸め込まれて、創癒合できません。

ピッチが大きすぎたら、創縁が上手く接しませんね。

バイト・ピッチの広さがバライエティに富んでいたら、見た目が悪いですね。特に女性・子供・顔面の縫合では気を使いましょう。

縫合・結紮は練習あるのみです。

手術室はもちろんですが、救急外来でも縫合の機会はたくさんあります。

苦手意識がある人は克服するチャンスです!

あと、もし可能であれば自分が縫った創は抜糸まで自分ですることが望ましいです。どう縫ったらどうつくか、インバートしてなかったか、自分自身でもフィードバックするようになると、技術は飛躍的にあがります。

頑張っていきましょう!!

written by てや

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